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2011年3月10日木曜日

すももの香り

3月10日(木) みき


すももも、もくれんも今にもほころびそうな蕾を付けた枝を空に差し伸べています。
この枝の形が私は好きです。スーッと伸びていくような放物線。

花瓶に挿したすももの蕾から、かすかに甘い匂いがしました。

2011年3月6日日曜日

近頃新聞を賑わすニュースは

3月5日(土)


今日筑波に梅林は大賑わい、道路は大渋滞だったそうです。

3月ですもの、天気の良い週末にどこかに繰り出したくなるのは自然な気持ちでしょう。

明日はもっとぽかぽか陽気になるそうです。

どこへ行っても大混雑は覚悟しなければならなくなるでしょうね。道中お気をつけて!

さて、近頃新聞を賑わしているニュース(除く:政治のごたごた)について少し。


1.ネット掲示板を使った大学入試カンニング事件

2.NZ地震(これは生存者の捜索打ち切りでだいぶ扱いが小さくなった)

3.リビア情勢

4.昨日からは熊本の3歳女児殺害事件

5.少し前には広島の高速バス横転事故


このうち1,4,5は大学生や大学受験生が起こした事件です。

世間を騒がせた(というより世間が騒いだ)割には犯人がすぐ捕まりました。

どの事件も、ある意味あまりに稚拙だったからです。

良い悪いは別にして、犯罪を起こすなら周到に計画・準備・研究しなければばれてしまいます。

どの事件も、自分の所業を隠すことに無防備過ぎて、驚いてしまいます。

二十歳前後の人間のすることとしては、かなり幼稚な気がします。

だって犯人たちはまだ若く、これから人生がずっと続いていくわけでしょう。

それなのに、自分で自分の人生を台無しにして、これからどうするつもりなのでしょう。

これらの事件において、自分のとった行動の当然の帰結を見通すのはそれほど難しいこととも思えません。10年後の社会情勢を想像するのとはわけが違いますから。

心がけて考える訓練を積んでいかないと、自分にとっても危険ですし、世の中も気づかぬうちに危険な状況に陥ってしまうと思います。

浮かれたバブルの時代を通ってきた私ですが、時代の変化から、生きることの難しさを思い知らされています。

逆に2.のNZ地震では、勤勉な若い人たちのたくさんの夢が消え去りました。

とても残念なことです。


4.のリビア情勢は、一進一退。国際社会も腫れ物に触るようで、対応に苦慮している模様。

最初は英雄でも、権力を握ったとたん人は変わるのが常だし、独裁が長期にわたれば独裁者も時代にそぐわなくなってきてしまいます。優れた人だったかもしれませんが、すべてにおいて優れていることはありえません。また、優れた人は一人だけではありませんから、やはり、長い期間一人の指導者が上に立っているより、一定期間で交代したり、複数の指導者の合議制で政治を行う方向に進んでいくのが自然だと私は思います。

2011年3月4日金曜日

お雛様とお別れ

3月3日(木) みき


真壁町では午前中に流し雛がありました。

お雛様とのお別れが来たことを強く意識させられる行事です。


鴨亭でも明日朝、ひな壇を片付けます。

ご存知のように、お雛様は3月3日を過ぎたらすぐにしまわなければいけないという慣習があるからです。余韻を感じる暇もなく、あっけないお別れです。


真壁町では、ひな祭り以降もお雛様を飾ったままにしてあるところがけっこうあります。ひな祭りのイベントが終わっても、古い町並みを見学しに来てくださる方が多いからだと思います。でもきっとそれだけでなく、しまってしまうのはさびしいからという理由もあるのではないかと私は推測しています。

さびしいからもう少し飾っておくというのに、私は賛成!

娘がお嫁に行くのが遅くなるという言い伝えにも、「娘は早くお嫁に行かなくていい!」と思っています。だって早くお嫁に行くことよりも、「幸せな結婚」をすることのほうが大切なことですから。

ただし、「幸せな結婚」の中身は、結婚前に思い描いていたものとは違って当たり前。山あり谷ありの人生を、パートナーと力をあわせて家族を作り上げていくことに喜びを感じられるような結婚だったら、幸せといえるのではないでしょうか。長い時間と手間と忍耐、それに思いやりとか周りからの援助とかとにかくいろいろなものが必要な幸せではあります。


話が逸れてしまいましたが、女の子の幸せを祈るお節句が終わり、これからは、人々は桜の開花を待ちながら日々を過ごしていくのでしょう。

2011年3月3日木曜日

今日はなぜか

3月2日(水)  みき


風は冷たかったけれど、ようやくお天気が回復しました。

明日は茨城県の県立高校の入学試験日です(公立なので学力検査と呼ぶそうです)。

センター試験の日は雪で大変でしたが、明日は穏やかに晴れそうですね。

受験生の皆さんの努力が報われますように。


ひょんなことから、義母が女学生だったころの話をちょこっと聞きました。

和裁や日本刺繍、書道(万葉仮名)などを習っていたそうです。

そのころは漠然と、結婚したら大きな部屋に刺繍台を置いて、優雅に刺繍などしながら暮らす日々を想像していたそうです。

若くして義父と出会い、若くして主人を産んで母となって、「ぜんぜん違っちゃった。」と笑っていました。

主人と結婚することになって初めて義母と出会い、そのまま義母は義母であり続けていて、それ以外の関係で義母を眺めるなんてこと考えたこともありませんでした。でも今日はなぜか、女学生だった義母の姿が初々しいままに目に浮かんできたのです。

私の子供たちぐらいのころの義母の話を聞いたことによって、今まで固定されていた視点が移動して、新しい角度から義母を見たということでしょうか?うまく言えないけれど、それぞれの歴史を持った人間同士、それも結婚という共通体験をしてきた女性同士というベースで。

とても些細な雑談だったのに、目からうろこが落ちた私でした。(私が勝手にいろいろ思っただけで、義母は何にも気づいてないと思います。)

2011年3月2日水曜日

黒いものは

3月1日(火)  みき



三月になりました。

自宅ののスモモの木に蕾がびっしり付いているのに気づいて、さっそく花瓶に挿してみました。

ミモザも満開、ボケも蕾がほころび始めました。

昨日今日の寒さに多少足踏みしてはいるのでしょうが、ようやく無彩色の庭に色が付き始めました。


昨日に続いて甘いお話。

お汁粉に、白砂糖ではなくて黒糖を入れると、甘みがどんと居座った感じになりおいしいです。

私は生姜紅茶にも微量の黒糖を入れて飲んでいますし、梅ジュースも前は黒糖で作っていました。

ですから、初めのころ、お客様にお出ししていた梅ジュースは褐色でした。

最近は見た目を考慮して白砂糖で作っていますが。



黒いものは体によいと言われますね。

白砂糖よりも黒糖、白米よりも玄米、白ゴマよりも黒ゴマ・・・

でも摂取しにくいし、使いにくい。

お汁粉はもともと色が黒いですから黒糖には好都合ですが、やはり黒いとまずいものもあります。

そのようなときには間を取って、茶色いお砂糖を使うのも手だと思います。

お米も私は、玄米はお腹に少しハードなので、胚芽米を使ったりしています。

お弁当にも、さめた玄米はあまりにも食べにくいでしょうから、胚芽米を使います。

食感は、玄米よりもずっと白米に近いと思います。

昔下の子が保育園で、お友達に「「ふりかけをかけてきている」と言われてしまったそうです。

胚芽の部分がふりかけに見えたのでしょう。

私自身は玄米餅や黒パンが好きなのですが、家族にはあまり評判が良くありません。

確かに、ふわふわした軽やかな噛み心地も良いものです。

趣味の問題でしょう。

たつまさ:なるとのわかめさん!ミモザ咲きましたよ。

2011年3月1日火曜日

小豆を炊きました

2月28日(月)  みき



一度暖かくなった後の雪混じりの雨はこたえますね。

ワイパーで払いのける雨が、フロントガラスの隅で、溶けかけたシャーベットのようになって落ちていきます。

その様子を、これも春本番への通過点なんだなあと思いながら見ていました。


昨日の夜、小豆を炊きました。

私も主人も甘党で、あんこが大好きです。

でも、市販のあんは、甘すぎるし、国産だと結構高くつくし。

というわけで、このごろはお汁粉が恋しくなったら自分で炊くことにしています。

小豆は前もって水につけておく必要もないので、思い立ったらすぐに煮始められるので楽です。

だいたい小豆と同量の砂糖を入れるらしいですが、私は7割ほどにしています。

市販のものに比べると、甘さはかなり控えめで、さっぱり系のお汁粉になります。

塩の量もおいしさの決め手です。隠し味よりちょっとでしゃばっているぐらいの量が良いようです。

こうして大量に炊いても、いつの間にか少しずつ減っていって(自分も犯人ですが)、あっという間になくなってしまいます。

本当に、甘党夫婦です。


前回の愛読版「土曜be」で和菓子ランキングが出ていましたね。

ちなみに主人のNo.1は大福、私のは桜餅もしくは道明寺桜餅です。


色と香りに魅かれます。

練り切りが好きな息子は、甘さだけでなく、和菓子の芸術性にも魅力を感じているようです。



私が大量につまみ食いしました。止まらなくなってしまった。(たつまさ)

2011年2月28日月曜日

16歳の傭兵

2月27日(日)   みき



真壁のひな祭り、今年最後の日曜日でした。

今年もしり上がりに盛り上がりを見せ、お蔭様で町も大賑わいだったようです。

町としては一年中、ひな祭りをやっていたい気持ちではないでしょうか?

このイベントが終わっても、古い町並みは一年中、訪れてくださる方々を同じ気持ちでお待ちしていることでしょう。


今日はリビアの16歳の傭兵の話を少し。


軍や側近が相次いで政権からの離反し、反体制派に付いているリビア。

その中で、体制派・カダフィ政権軍の中心になっているのがアフリカ系傭兵だそうです。

貧しい近隣諸国の若者たちがお金のために傭兵になることが多いそうです。

新聞に、反体制派に捕らえられた16歳の傭兵の写真が載っていました。

前にも述べましたが、人の表情とは、なんと多くのことを語っていることでしょう。

まだ幼さの残る、不安げな表情。日本に生まれていれば、まだ高校一年生ですよ!

それが一方では、お金を稼ぐために、他国で、武器を持ち殺し合いをしているのです。


自らの信念のためにだって、なかなか命を懸けられる人は少ないのに、ただお金のためだけに危険の中に飛び込んでいかなければならない状況って、

日本にいる私たちには、想像がつかないことですよね。

貧困は、本当にさまざまな社会問題の根源だと思います。

飢えている人たちがたくさんいるのに、投機のために農産物などの値段を吊り上げる面々の、モラルはどうなっているのでしょうか。


一枚の報道写真が、私にたくさんのことを考えさせてくれました。

2011年2月27日日曜日

空が広いということ

2月26日(土) みき



空気が入れ替わったせいか、今日は夜空がとてもきれいでした。

お客様も、「星が近くに見える感じがしますね、」と驚いていらっしゃいました。

人工の灯りが少ないおかげで、鴨亭の夜空は天然のプラネタリウムのようです。



しし座流星群のときも、十分も見上げていると、必ずいくつかの流れ星を見ることができます。

でも、視野のどこに流星が現れるか相当集中して見張っていないとならないので、

まるで視野検査を受けているときのようで疲れますけど。



星ばかりでなく、太陽や月とも、結婚前よりお友達になれた気がします。

太陽と月を同時に見れる朝もあります。

季節によって多少違いますが、鴨亭ではちょうど筑波山から朝日が昇ってきます。

その瞬間に遭遇できた日は、心の中にまで日が差し込んできて、

気持ちが明るくなってくるのです。


空が広いということ、空間が有り余っていることは、都会では決して手に入れられない贅沢ですね。

2011年2月26日土曜日

暖かい一日

2月25日(金)  みき



朝、一面の霧から始まり、暖かい一日となりました。

いつもより洋服を一枚減らすといったレベルではありませんでしたね。

夏みたいに半袖のTシャツのお客様もいらっしゃいました。



私も仕事の途中で一度着替えをしました。

引き出しの下の方から夏物を引っ張り出したりして。



午後には雲も、夏っぽくむくむくしたのが筑波山の後ろ側から張り出していました。

これが明日はまた、今日より10度も気温が低くなるというのですから、

この季節の調節は難しいですね。

2011年2月25日金曜日

ニュージーランドで大きな地震

2月24日(木)  みき



昨日買った花びんにネコヤナギとトルコキキョウを挿してみました。

薄いピンクとグレーの配色、結構好きなんです。

少しぼうっとしていますが、春らしい感じです。


ニュージーランドで大きな地震がありましたね。

朝日新聞のトップ記事には、19歳の男子学生の写真が載りました。

今回の地震で、倒壊した建物から救出された学生さんです。

その際、右足を切断されたそうです。

病院のベッドで、泣き笑いのような表情を浮かべピースサインを作っています。



家族に心配をかけまいと笑顔を作ってみたものの、

まだ瓦礫の下に残されている仲間のことを思うと気がかりで喜べない。

彼自身の状況も同様で、命が助かったことは嬉しいけれど、

片足を失ったことは大きな代償である。

そんな相反する複雑な感情が、表情に浮かんでいるのです。



極限状態を体験し、大怪我をしながら、写真の掲載を承諾、、

取材にも応じた彼の心の強さに感心しました。

これから先、心身の傷が癒えるまでには大変な苦労があると思いますが、

この出来事を人生の中でプラスに変えられるかどうかは今後の彼の生き方次第、

良い人生を送られることを祈るばかりです。



行方不明の方々の生還についても、ただ祈ることしかできない私たちです。

2011年2月24日木曜日

益子焼の花びんを

2月23日(水)     みき


お店用に、益子焼の花びんを買ってきました。

共販センターにはおびただしい数のやきものがあり、花瓶を見ているだけでも、そのうちに訳がわからなくなってきてしまいました。

でもいろいろ観ているうちに、どうも自分が手にとってみるものにある一定の傾向があることに気づいてきました。

要するにそれが自分の好みなのだということなのでしょう。

できることなら、気を惹かれたすべてを買い占めたいところですが、中型のをひとつと、小型のを二つ選んできました。



まだお花を生けていませんが、お花を挿したら感じが変わることでしょう。

お花も花器も両方が活きるような挿し方ができたらいいのですが。

お花だけでも日々小さな冒険であり、勉強です。

今までねこやなぎに頼ってきましたが、これからはどんどん使えるお花の種類が増えてくるでしょう。



ご来店の際は、床の間の花にも、ちょっと目を向けていただければ嬉しいです。



玄関前の花入れは主人の手作りです(庭にある竹で作りました)。

お店の薬味入れや七味入れも同じく手作りの竹製のものです。

お料理をきれいにお化粧するための花や葉っぱなども,ちょこっと庭に出て調達してきます。

そのような場合の材料には事欠かないのです。

緑の多い広々とした空間も、鴨料理と一緒に楽しんで下さいね。












2011年2月23日水曜日

35年

2月22日(火) みき


日本には創業100年以上の会社が一万五千社ほどあるそうです。

(鴨亭の歴史は35年ほどですから、とてもそれらには遠く及びませんが、

時代の荒波の中、細々とでもやってこられたのは、

多くの方たちに支えていただいてきたからだと思います。)



世紀を超えて存続する会社や商店の共通点は、

本業と決めた仕事に専心していること、

拡大ではなく継続を志向していること

(ジャーナリスト・野村進氏による)だそうです。

氏は、老舗は貴重な日本文化の一つなのだと

まで言っています。

老舗に限らず、日本の成長を支えてきたのは中堅・中小企業でした。

ですから、匠の技に象徴される技術力・知的財産が、

アメリカ型のグローバルな企業によって、

だんだん居場所を失っていくようなことになれば、

日本にとって大きな危機です。



日本中に大きなショッピングモールが次々とでき、

地元の商店街がさびれてしまう。

巨大ハンバーガーチェーンが世界中に進出し、

どこの国でも同じ味のハンバーガーを食べている。



便利なようですが、なぜか私は警戒感をもってしまいます。

小さくても個性的で、プライドを持って技を磨いているような

企業・商店が、正当に評価され、生き残っていけるように

社会の環境が変わっていけばよいと心から思います。

2011年2月22日火曜日

鴨に合うお酒は?

2月21日(月)  みき


鴨料理に一番合うお酒は?


太陽は時々顔を出していたけれど、強い北風の吹く一日でした。

お客様に伺ったら、筑波山の梅林は、紅梅が満開だそうです。

寒い風にも負けずに春一番に咲く、華やかな赤い梅。

それを追いかけて、やがて白梅も良い匂いの花を咲かせることでしょう。



さて今日は、鴨料理に一番会うお酒について考えてみましょう。



ある方はお銚子を傾けながら「いやあ、鴨には日本酒が

いちばん合うね。」とおっしゃいます。

ある方は、「鴨にはやっぱり赤ワインだね。」とおっしゃいます。

串焼きに生ビールが定番の方もいらっしゃいます。

どうやら皆さん、ご自分の好きなお酒が、鴨には一番合うんだと

思っていらっしゃるようで。

私もそれが、正解だと思います。



お好きなお酒で、鴨を楽しんでください。

ただし、運転なさる方はどうぞノンアルコールでお願いします。

2011年2月21日月曜日

父の誕生日

2月20日(日)  みき


父が83歳になりました。

今のところ、たいへん丈夫で元気な父です。

「俺の薬はこれだ」と、酒瓶を持ってくるような人です。

ほんとうに、お酒以外に薬(?)は何一つ飲んでいません。



元気なので、ついついやさしくしてあげることを

忘れてしまいますが、後で悔やまないように、

そろそろいたわりの気持ちを持って接していこうと

思います。



父の話を聞ける機会がもっとあったらいいなと

思います。考えてみれば、父のことはあまり

知らないかもしれない。

特に、直接聞いた話はそれほど多くない気がします。

でも多分、どうしても両方で照れてしまうだろうから、

子供達も交えて話を聞ける機会があればいいと

思います。



離れて暮らしているので、

「実際あと何回会うことができるだろう?」と

考えることがあります。

数少ない機会を大切に過ごしていきたいです。