2011年6月9日木曜日

買い物バスケットの中身

6月9日(木)


スーパーで買い物をしていたら、少し年上の「お姉さま」に声をかけられました。
「それ、どうやってお料理するの?」

私のバスケットの中にはブリの切り身。
ブリっていったら照り焼きでしょうヨ。
そう思って、そう言いました。

「照り焼きってどうやって作るの?」
「かくかくしかじか・・・」
「煮たり出来ないの?」
「出来ないことはないけれど、それならあらを買ったほうがいいんじゃないですか?」
「ブリってくさいんでしょう?どうやって臭みを取るの?」
「かくかくしかじか・・・」
・・・
こうしてやっとブリ談義が終わりました。


そうしたら、今度は、
「それ、きんぴらにするの?」

私のバスケットの中には二本のゴボウ。
実はこれはお店で使う食材なのです。
が、面倒なので、
「そうです。」と答えました。

そうしたら、
「へぇぇ、偉いわね。」
とほめられました。

最初から最後まで「???」の会話でした。

それにしても、人の買い物バスケットの中身ってそんなに気になるものですかね。

確かにレジに並んでいるときは、暇に任せて前の人の買い物の品々をぼうっと眺めていることはありますけれど。

1 件のコメント:

  1. 私はスーパーのレジで、後ろにいた初老のご婦人から、たったひとつ買うリンゴをいぶかられたことがあります。それは、風邪を引いて寝込んでいる友達からのたのまれものでした。ひとつでいい、と言われたので、ばら売りの中から一番いいのを選びました。(こちらはりんごの産地なので、とても安いです。)りんごを庭で育てている人も多くいので、「たったひとつなら、お宅の庭にあるでしょ?」とそのご婦人に言われたのです。ええ、我が家の庭にもありましたが、病気の友達にあげるほど、立派なものではなかったので・・・。このご婦人はお節介に私をたしなめたのではなく、そんなことで、話すきっかけを作って、誰とでも短いひとときを楽しく話して過ごそうとするのが、イギリスのお国柄のようです。レジ係のひととも、そののりで話すので、時間がかかりますが、誰も文句を言わず、みなおしゃべりしたりしながら順番を待ちます。
    イギリスでは、見知らぬ人と話すのがごく当たり前です。スーパーでレジに並んでいるときも、エレベーターで乗り合わせても、ほんの少ししか一緒にいなくたって、誰も無言で過ごすことはありません。ロンドンの街中でも、日本人の私が道を尋ねられることもしばしば。もちろん、イギリス人は都会でも、だれかが困っていたら、ほっておきません。
    重い荷物を持って地下鉄の階段にさしかかると、2,3人は寄ってきて助けてくれます。そして、用が終わるとさっさと離れていきます。この、あっさりした人助けやかかわり方が、とても気に入っています。

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