2011年2月28日月曜日

16歳の傭兵

2月27日(日)   みき



真壁のひな祭り、今年最後の日曜日でした。

今年もしり上がりに盛り上がりを見せ、お蔭様で町も大賑わいだったようです。

町としては一年中、ひな祭りをやっていたい気持ちではないでしょうか?

このイベントが終わっても、古い町並みは一年中、訪れてくださる方々を同じ気持ちでお待ちしていることでしょう。


今日はリビアの16歳の傭兵の話を少し。


軍や側近が相次いで政権からの離反し、反体制派に付いているリビア。

その中で、体制派・カダフィ政権軍の中心になっているのがアフリカ系傭兵だそうです。

貧しい近隣諸国の若者たちがお金のために傭兵になることが多いそうです。

新聞に、反体制派に捕らえられた16歳の傭兵の写真が載っていました。

前にも述べましたが、人の表情とは、なんと多くのことを語っていることでしょう。

まだ幼さの残る、不安げな表情。日本に生まれていれば、まだ高校一年生ですよ!

それが一方では、お金を稼ぐために、他国で、武器を持ち殺し合いをしているのです。


自らの信念のためにだって、なかなか命を懸けられる人は少ないのに、ただお金のためだけに危険の中に飛び込んでいかなければならない状況って、

日本にいる私たちには、想像がつかないことですよね。

貧困は、本当にさまざまな社会問題の根源だと思います。

飢えている人たちがたくさんいるのに、投機のために農産物などの値段を吊り上げる面々の、モラルはどうなっているのでしょうか。


一枚の報道写真が、私にたくさんのことを考えさせてくれました。

2011年2月27日日曜日

流れ星になったサイボーグ009

2月27日 日曜  たつまさ



サイボーグ009の最終回。

宇宙で戦った009が力尽きて燃えながら大気圏に落ちてゆく。

窓から夜空を見上げていた姉と弟。

「あっ、流れ星。何をお願いしたの?」(弟)

「地球が平和になりますようにって」(姉)

少年時代に読んだ忘れがたい名場面。



「20世紀のSF・40年代編」で読んだレイ・ブラッドベリの短編「万華鏡」。

宇宙船の事故で宇宙に投げ出された男。

地球に引き寄せられながら振り返るそれまでの生活は

世の中の常識にばかり縛られたなんと「無意味な人生」だったことか。

悔やみながら男は大気圏に落ちていく。

夜の田舎道を歩いていた母親と少年が流れ星を見つける。

母親が少年に囁く。 「お祈りを」。



あっ!石森章太郎さんの元ネタはこれか。

40年もたってから気づいた。


流れ星になった小惑星探査機ハヤブサのことも

ちょっと思い出したりして。

空が広いということ

2月26日(土) みき



空気が入れ替わったせいか、今日は夜空がとてもきれいでした。

お客様も、「星が近くに見える感じがしますね、」と驚いていらっしゃいました。

人工の灯りが少ないおかげで、鴨亭の夜空は天然のプラネタリウムのようです。



しし座流星群のときも、十分も見上げていると、必ずいくつかの流れ星を見ることができます。

でも、視野のどこに流星が現れるか相当集中して見張っていないとならないので、

まるで視野検査を受けているときのようで疲れますけど。



星ばかりでなく、太陽や月とも、結婚前よりお友達になれた気がします。

太陽と月を同時に見れる朝もあります。

季節によって多少違いますが、鴨亭ではちょうど筑波山から朝日が昇ってきます。

その瞬間に遭遇できた日は、心の中にまで日が差し込んできて、

気持ちが明るくなってくるのです。


空が広いということ、空間が有り余っていることは、都会では決して手に入れられない贅沢ですね。

2011年2月26日土曜日

暖かい一日

2月25日(金)  みき



朝、一面の霧から始まり、暖かい一日となりました。

いつもより洋服を一枚減らすといったレベルではありませんでしたね。

夏みたいに半袖のTシャツのお客様もいらっしゃいました。



私も仕事の途中で一度着替えをしました。

引き出しの下の方から夏物を引っ張り出したりして。



午後には雲も、夏っぽくむくむくしたのが筑波山の後ろ側から張り出していました。

これが明日はまた、今日より10度も気温が低くなるというのですから、

この季節の調節は難しいですね。

2011年2月25日金曜日

ニュージーランドで大きな地震

2月24日(木)  みき



昨日買った花びんにネコヤナギとトルコキキョウを挿してみました。

薄いピンクとグレーの配色、結構好きなんです。

少しぼうっとしていますが、春らしい感じです。


ニュージーランドで大きな地震がありましたね。

朝日新聞のトップ記事には、19歳の男子学生の写真が載りました。

今回の地震で、倒壊した建物から救出された学生さんです。

その際、右足を切断されたそうです。

病院のベッドで、泣き笑いのような表情を浮かべピースサインを作っています。



家族に心配をかけまいと笑顔を作ってみたものの、

まだ瓦礫の下に残されている仲間のことを思うと気がかりで喜べない。

彼自身の状況も同様で、命が助かったことは嬉しいけれど、

片足を失ったことは大きな代償である。

そんな相反する複雑な感情が、表情に浮かんでいるのです。



極限状態を体験し、大怪我をしながら、写真の掲載を承諾、、

取材にも応じた彼の心の強さに感心しました。

これから先、心身の傷が癒えるまでには大変な苦労があると思いますが、

この出来事を人生の中でプラスに変えられるかどうかは今後の彼の生き方次第、

良い人生を送られることを祈るばかりです。



行方不明の方々の生還についても、ただ祈ることしかできない私たちです。

2011年2月24日木曜日

益子焼の花びんを

2月23日(水)     みき


お店用に、益子焼の花びんを買ってきました。

共販センターにはおびただしい数のやきものがあり、花瓶を見ているだけでも、そのうちに訳がわからなくなってきてしまいました。

でもいろいろ観ているうちに、どうも自分が手にとってみるものにある一定の傾向があることに気づいてきました。

要するにそれが自分の好みなのだということなのでしょう。

できることなら、気を惹かれたすべてを買い占めたいところですが、中型のをひとつと、小型のを二つ選んできました。



まだお花を生けていませんが、お花を挿したら感じが変わることでしょう。

お花も花器も両方が活きるような挿し方ができたらいいのですが。

お花だけでも日々小さな冒険であり、勉強です。

今までねこやなぎに頼ってきましたが、これからはどんどん使えるお花の種類が増えてくるでしょう。



ご来店の際は、床の間の花にも、ちょっと目を向けていただければ嬉しいです。



玄関前の花入れは主人の手作りです(庭にある竹で作りました)。

お店の薬味入れや七味入れも同じく手作りの竹製のものです。

お料理をきれいにお化粧するための花や葉っぱなども,ちょこっと庭に出て調達してきます。

そのような場合の材料には事欠かないのです。

緑の多い広々とした空間も、鴨料理と一緒に楽しんで下さいね。












2011年2月23日水曜日

35年

2月22日(火) みき


日本には創業100年以上の会社が一万五千社ほどあるそうです。

(鴨亭の歴史は35年ほどですから、とてもそれらには遠く及びませんが、

時代の荒波の中、細々とでもやってこられたのは、

多くの方たちに支えていただいてきたからだと思います。)



世紀を超えて存続する会社や商店の共通点は、

本業と決めた仕事に専心していること、

拡大ではなく継続を志向していること

(ジャーナリスト・野村進氏による)だそうです。

氏は、老舗は貴重な日本文化の一つなのだと

まで言っています。

老舗に限らず、日本の成長を支えてきたのは中堅・中小企業でした。

ですから、匠の技に象徴される技術力・知的財産が、

アメリカ型のグローバルな企業によって、

だんだん居場所を失っていくようなことになれば、

日本にとって大きな危機です。



日本中に大きなショッピングモールが次々とでき、

地元の商店街がさびれてしまう。

巨大ハンバーガーチェーンが世界中に進出し、

どこの国でも同じ味のハンバーガーを食べている。



便利なようですが、なぜか私は警戒感をもってしまいます。

小さくても個性的で、プライドを持って技を磨いているような

企業・商店が、正当に評価され、生き残っていけるように

社会の環境が変わっていけばよいと心から思います。

2011年2月22日火曜日

鴨に合うお酒は?

2月21日(月)  みき


鴨料理に一番合うお酒は?


太陽は時々顔を出していたけれど、強い北風の吹く一日でした。

お客様に伺ったら、筑波山の梅林は、紅梅が満開だそうです。

寒い風にも負けずに春一番に咲く、華やかな赤い梅。

それを追いかけて、やがて白梅も良い匂いの花を咲かせることでしょう。



さて今日は、鴨料理に一番会うお酒について考えてみましょう。



ある方はお銚子を傾けながら「いやあ、鴨には日本酒が

いちばん合うね。」とおっしゃいます。

ある方は、「鴨にはやっぱり赤ワインだね。」とおっしゃいます。

串焼きに生ビールが定番の方もいらっしゃいます。

どうやら皆さん、ご自分の好きなお酒が、鴨には一番合うんだと

思っていらっしゃるようで。

私もそれが、正解だと思います。



お好きなお酒で、鴨を楽しんでください。

ただし、運転なさる方はどうぞノンアルコールでお願いします。

2011年2月21日月曜日

父の誕生日

2月20日(日)  みき


父が83歳になりました。

今のところ、たいへん丈夫で元気な父です。

「俺の薬はこれだ」と、酒瓶を持ってくるような人です。

ほんとうに、お酒以外に薬(?)は何一つ飲んでいません。



元気なので、ついついやさしくしてあげることを

忘れてしまいますが、後で悔やまないように、

そろそろいたわりの気持ちを持って接していこうと

思います。



父の話を聞ける機会がもっとあったらいいなと

思います。考えてみれば、父のことはあまり

知らないかもしれない。

特に、直接聞いた話はそれほど多くない気がします。

でも多分、どうしても両方で照れてしまうだろうから、

子供達も交えて話を聞ける機会があればいいと

思います。



離れて暮らしているので、

「実際あと何回会うことができるだろう?」と

考えることがあります。

数少ない機会を大切に過ごしていきたいです。

2011年2月20日日曜日

三丁目の夕日

2月19日(土)



「三丁目の夕日」第三作の製作が始まったそうですね。

第一作もその続編も大ヒット、うちでも家族みんなでどちらも観ました。

平成生まれの子供たちにも、それなりに面白かったようです。



主人も私も団塊の世代より一世代後ですが、映画の設定に重なる

子供のころの思い出もたくさんあり、とても懐かしい気持ちで鑑賞しました。



18日付朝日新聞のオピニオンに「三丁目の夕日ばかり振り返っても」という

経済学者飯田泰之さんのご意見が載っていて、昨日から気になっていたので、

今日もう一度読み返してみました。

懐古主義にのみ留まることの弊害と、その背後にある多数派「団塊の世代」の

影響力が社会のバランスを崩していることへの危機感を強調されていました。

ぼうっとノスタルジーに浸っていた私には目からうろこが落ちるようなご意見でした。



ただし、映画を観た私の感想としては、風物への懐かしさはとても強く感じたのですが、

あの時代は良かったとか、あの時代に戻りたい、とかいう気持ちには必ずしも

なりませんでした(私が、少しだけ、後の時代に生まれたからでしょうか?)。

高度経済成長の時代は、活気があり、勢いがありましたが、

一方で、負の遺産もたくさんあるからです。

たとえば、あのころ撒き散らした公害が、今の地球規模の異常気象を

引き起こしているわけです。

ご近所さんとの強いつながりだって、それがわずらわしくて、

逃れようとしてきたのではないでしょうか。



大切なのは、昭和を振り返ることから何を学ぶか、だと思います。

社会に流動性がないのは、絶望的な閉塞感を産み出しますし、

その中で、若い人たちが最初から頑張ることをやめてしまうのは、

社会にとっても大きな損失です。致命的な損失と言っていいと思います。

また、昭和とは違う、人と人とのつながり方も創り出していかなければならないと

思います。



戦後世代の私たちは、戦争世代の方たちの大きな犠牲のもとに

高度な成長を遂げることができ、今度は子供たちの世代に

大きな付けを残してしまっているのだということを

自覚しなければいけないと思います。



団塊の世代より後の、私たち以降の世代は、もっと若者の側に立ち、

彼らを応援に回らなければいけないのだなと、飯田さんのご意見を読みながら

考えました。

2011年2月19日土曜日

筑波嶺の

2月18日(金)



小倉百人一首に筑波山を詠った歌があります。



筑波嶺の 嶺より落つる 男女川(みなのがは)

恋ぞつもりて 淵となりぬる       陽成院



(筑波の嶺から激しく流れ落ちてくる男女川が

しだいに水量を増やして深い淵となるように、

私の恋心も積もり積もって淵のように

深くなってしまった。)



後に陽成院の后となった女性に宛てた歌だそうです。



筑波山は山頂が男体山と女体山に分かれていることも

あり、万葉集の時代から、すでによく和歌に詠まれているそうです。



筑波山は高い山ではないけれど、周りに大きな山がない、

形が美しい、などの理由で昔から皆に親しまれてきたのですね。

2011年2月18日金曜日

手作り

2月17日(木)




昨日はお店がお休みだったので、久しぶりにバターケーキを焼いて、

お友達のところに持って行きました。

「少々形はいびつでも、手作りのおみやげには私の気持ちがこもっているから

特別!」と(独りよがりかもしれないけど)思ってときどき作ります。



手作りといえば、12月初旬に仕込んだユズ酒が飲み頃になっています。

ユズの酸味と香りがさわやかで、梅酒に負けず劣らずおいしいです。

ただ、ホワイトリカーで仕込んだお酒は、私には少し強い感じがします。

ユズ酒は初めて作りましたが、梅酒はブランデーで作ったり、

日本酒とホワイトリカーを半々に使って作ったりしています。

ブランデーを使うとよりリッチな感じ、日本酒を使うとまろやかな感じがして、

それぞれに気に入っています。



果実を砂糖漬けにしてノンアルコール飲料も作れますが、

私の場合自分の趣味で、ついついお酒を作ってしまいます。

ただ、梅ジュースは、毎年作ってお店でもお出ししていますので、

お試しください。



ユズの砂糖漬けはビタミンCたっぷりで、とても美容によいそうです。

作るときと飲むとき、二度楽しめる果実ジュース・果実酒作りです。

2011年2月15日火曜日

本格的な雪

2月14日(月)



夜になってとうとう、本格的な雪になってしまいました。

空気はあまり冷え込んでいる感じがしないのに、不思議です。

ホワイト・ヴァレンタインですね。

不器用でシャイ

2月13日(日)




三連休最終日は、ようやくお天気に恵まれました。

思っていたとおり、霜降りの無彩色の山が、青空にくっきりと浮かび上がっていました。

筑波山は、365日、一日として同じ表情をしていることがありません。

だから、毎日見ていても、見飽きることがないのかもしれません。

(もちろん見えない日もありますが、その存在感が常に感じられるところが、

不思議というか、たいしたものです。)



今日も朝日新聞から。

引用は真矢みきさんのTVダイアリー。”人間は不器用でシャイでアナログでいい。

歯がゆさにこそ、人は心動かされる”

共演の先輩俳優さん方を称賛する言葉ですが、同時にご自分のお父様にも

同じかっこよさを観ている様な文脈です。

子供に自分の価値観を伝えようとするとき、言葉で伝えるのはとても難しいです。

子供は、言葉より実際の生き方から、親のメッセージを強烈に

受け取っているのではないでしょうか。

私も配偶者の中に自分の父親を見つけることがあります。

決して「お父さんみたいな人と結婚したい」と思っていたわけではないのに

なぜかそうなってしまっていると、苦笑いです。

そのような時、いつの間にかしっかりと親の価値観を植え付けられていた

自分に気がつくのです。

2011年2月13日日曜日

学生街の喫茶店

2月12日(土)



朝のうち雪化粧した筑波山を眺めることができました。

でも、お店が始まるころには再び雨雲が立ち込め、見えなくなってしまいました。

水墨画のような趣きある山を、明日はお客様に見ていただけますように。



お店の手伝いをしてくれる方が、紅梅を持ってきてくれました。

客室の花びんに一枝ずつ挿したところ、とても華やかになりました。

筑波山の梅まつりもまもなく始まります(2月19日から)。

今週はまだお天気が荒れ気味だそうですが、本格的な春の訪れを

待ち望む気持ちは日増しに強くなっていく季節です。



朝日新聞の土曜版「赤be」を毎週楽しみに見ています。

今回の「うたの旅人」はガロの「学生街の喫茶店」。

時代も場所も、とても懐かしく思い出しました。

今は喫茶店ってあまり残っていないそうですね。

若い人たちの需要に合わなくなってしまったのでしょうか。



「うたの旅人」では、少し前、イーグルスの「呪われた夜」も取り上げられました。。

彼らの来日公演に合わせての特集だったのでしょうが、これもまた懐かしい曲でした。

イーグルスはこの曲で、それまでのイージーなバンドイメージを一気に払拭したのです。

この路線がかの名曲「ホテルカリフォルニア」へと続いていくのです。



ガロも、イーグルスも、ビッグバンドになるにつれ、メンバー同士のいさかいが激しくなり、

ついには解散に追い込まれました。記事には、この辺の人間模様や裏話も

なかなか興味深く書かれています。(再結成されたとはいっても、イーグルスも

最初のメンバーからずいぶん入れ替わりがありました。)



もしジョンが生きていたら、ビートルズの再結成はあったのでしょうか?

2011年2月12日土曜日

切り絵

2月11日(金)



天気予報に脅かされていたほどひどい雪にはなりませんでしたが、

一日中、雪になったり、みぞれになったり、雨になったりしながら、

憂鬱なお天気が続きました。

もちろん、筑波山は雨雲の中、一瞬たりともその姿を現すことは

ありませんでした。天気が回復すれば、明日は真っ白になったその姿を

仰ぎ見ることができるでしょうけれど。



雪の中来店してくださったお客様方、本当にありがとうございました。

こんなお天気の日には、暖かい鴨料理がぴったりなのですが、

寒風吹きすさぶ中帰っていかれるお客様をお送りするときには、

本当に有難く、「道中お気をつけて。」と心から祈らずにはいられません。



今日は、あるお客様から、お雛様や、古い町並みを切り絵にした

ご自分の作品集を見せていただきました。それはそれはすばらしいもので、

お邪魔でなければいつまでも拝見していたいものでした。毎年、マップにある

すべてのお雛様を写真にとってまわっていらっしゃるのですが、

それも一巡してしまったのでしょう、今度は切り絵にされているようです。

その作品のうち三枚だけが、絵葉書となって町なかで販売されているそうです。

その絵葉書、いただいちゃいました。

手元に置いておこうか、喜んでくれそうな誰かに送ろうか、考えているところです。



先代の社長はとても話し好きで、すぐお客様とうちとけて、話し込んでいたそうですが、

私も、お客様にとてもいい話を伺ったりすると、とても楽しくなります。

2011年2月10日木曜日

冬と春とのせめぎあい

2月9日(水)

いやあ、一日のうちに二つの季節が通り過ぎたような不思議な日でした。

午前中の寒々とした雪景色、お昼以降のうららかな春の日差し。

2月は冬と春とのせめぎあいの季節ですね。

皆様もしっかりと体調管理をして、元気にお過ごしください。



今日鴨亭は定休日でした。お問い合わせいただいた方々、

申し訳ございませんでした。



休みの日には、録画しておいた「お江」を観ています。

歴史上の人物でも、女性についてはわかっていることが非常に少ないため、

かえって自由にストーリーを作りやすいという感じがしますね。

一昔前の歴史ものに比べて、女性の視点がとても前面に押し出されてきています。

史実に忠実であることよりも、エンターテインメントと割り切って楽しませてもらっています。

ひな祭りの波

2月8日(火)


真壁のひな祭りの波が、だんだんと高まってきている気配がしてきました。

鴨亭もひなめぐりの一員として行事に参加していることをご存じなく(地図番号126です)、

ご来店になるお客様も多いです。でも、皆様、「ああ、ここにも飾ってある!」と、

熱心に観ていってくださいます。いろいろな方の目に触れることができて、お雛様たちも

幸せなことでしょう。

2011年2月7日月曜日

2月7日(月)




夜の間に待ち望んでいた雨が降って、喉にやわらかい空気の、暖かい朝になりました。

もちろんこの暖かさは一時的なもので、まだ凍てつくような朝もやってくるでしょうが、

いつもより、ずいぶん朝起きるのが楽でした。



昼間は、お客様に「暖房は要らないよ。」といわれるほどの暖かさでした。

このような日は、真壁の古い町並みのそぞろ歩きも、とても気持ちのよいことでしょう。

昼食後に町へ向かわれる方、町歩きを楽しまれてから食事に寄られる方、

さまざまでした。

同窓会

2月6日(日)




同窓会っていいですね。



同窓会に使ってくださったお客様がありました。



定刻近くになって、お客様が揃い始める。

「わー久しぶり!」「あー、元気だった?」というような声があちこちで飛び交う。

それぞれに別々の道を歩み、いろいろな経験を積み、同じだけ年を重ねたかつての仲間たち。

でも、あっという間に昔に戻ってしまう。年月を経ても、何も変わっていないかのような心地よさ。



おもてなしをしていても、皆さんの楽しさがこちらにまで伝わってくるようでした。

特に、地元から遠く離れてしまった私には、望んでもなかなか手にいれられない独特の雰囲気は、

本当にうらやましいものです。



私も昔の、それも小学校のころの友達に会いたくなってしまいました。

みんなどうしているのでしょう?

2011年2月6日日曜日

2月5日

2月5日




今日は朝から、店の前の道の交通量が多いように感じました。

2月にしてはかなり暖かい週末、外出したい気持ちもよくわかります。



もう慣れましたけど、若い皆さんはお料理をお出しするたび、

携帯で写真を撮られます。百聞は一見にしかずということなのでしょうか?

まあ、ご自分のブログなどで、宣伝してくださるなら大歓迎ですが。

せいぜい、見た目も味も、お客様の心に残る料理をお出ししていきたいと思います。

真壁のひな祭り

2月4日(金)




ーいよいよ「」が始まりました。ー

いつもなら「春は名のみの」寒~い立春ですが、今年は暖かい日となりました。

おかげさまで、町には初日からかなりのお客様が訪れて下さったと聞きました。

鴨亭でも昭和40年ごろのお雛様と平成初期のお雛様をお店に飾り、皆様をお待ちしております。

好評の「鴨すいとん」も、期間中は毎日召し上がっていただけます。

街歩きの後は、個室でくつろぎ、美しい筑波山を眺めながら、お食事なさってください。

一同心よりお待ち申し上げています。

お相撲さん

2月3日(木)




今日は節分でした。

各地で行われた豆まきなどの行事が、ニュースで紹介されていましたね。

私には、豆まきには「お相撲さん」というイメージがあります。(皆さんもありますよね)

でも今日は、豆まき以外も、お相撲さんのニュースで持ちきりでした。

大変な騒ぎになりましたね。もしかしたらもう、今の形での大相撲はなくなってしまうかもしれない・・・



同じお相撲さんでも、自分の仕事を本当に愛している人もたくさんいると思います。

でも一方で、自分の職業を自分で汚してしまう人もいるものなのですね。

どうせ働くなら、自分の仕事を愛しながら働きたいものです。

そば茶屋

2011年1月28日




2011年になって早くももう一ヶ月が過ぎました。

新年の華やいだ雰囲気はいつの間にか消えて、春を待つ思いが日増しに強くなってくるこのごろ。

でも実際、身を切られるような寒さが続くのはこれからなんですよね。



先日、東京でランチする機会がありました。

あちこちに美しくモダンなお花がいけてあり、中でもレンギョウとボケがひときわ目を引きました。

鴨亭のレンギョウとボケは、まだ固いつぼみです。こちらは東京よりも季節が一足遅れるのです。

それでも、やがて巡り来る季節の前兆を見つけたときのはっとした驚きは、早春ならではの喜びでした。



ーそば茶屋をご存知ですか?-



鴨亭では、比較的お客様の少ない平日営業日の14:00~17:00、喫茶店並みのお値段で座敷を使っていただける

「そば茶屋」という時間を設けています。

これは表向き、「ハーフサイズのおそば、デザート、お飲み物」を680円でご提供する、メニューのひとつなのですが、

要するに、この3時間、喫茶店のように部屋を使っていただけるサービスです。

私たちは、趣味の会やお勉強会などにちょうどよいのではと思っています。ぜひご検討ください。