2011年2月23日水曜日

35年

2月22日(火) みき


日本には創業100年以上の会社が一万五千社ほどあるそうです。

(鴨亭の歴史は35年ほどですから、とてもそれらには遠く及びませんが、

時代の荒波の中、細々とでもやってこられたのは、

多くの方たちに支えていただいてきたからだと思います。)



世紀を超えて存続する会社や商店の共通点は、

本業と決めた仕事に専心していること、

拡大ではなく継続を志向していること

(ジャーナリスト・野村進氏による)だそうです。

氏は、老舗は貴重な日本文化の一つなのだと

まで言っています。

老舗に限らず、日本の成長を支えてきたのは中堅・中小企業でした。

ですから、匠の技に象徴される技術力・知的財産が、

アメリカ型のグローバルな企業によって、

だんだん居場所を失っていくようなことになれば、

日本にとって大きな危機です。



日本中に大きなショッピングモールが次々とでき、

地元の商店街がさびれてしまう。

巨大ハンバーガーチェーンが世界中に進出し、

どこの国でも同じ味のハンバーガーを食べている。



便利なようですが、なぜか私は警戒感をもってしまいます。

小さくても個性的で、プライドを持って技を磨いているような

企業・商店が、正当に評価され、生き残っていけるように

社会の環境が変わっていけばよいと心から思います。

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