2月22日(火) みき
日本には創業100年以上の会社が一万五千社ほどあるそうです。
(鴨亭の歴史は35年ほどですから、とてもそれらには遠く及びませんが、
時代の荒波の中、細々とでもやってこられたのは、
多くの方たちに支えていただいてきたからだと思います。)
世紀を超えて存続する会社や商店の共通点は、
本業と決めた仕事に専心していること、
拡大ではなく継続を志向していること
(ジャーナリスト・野村進氏による)だそうです。
氏は、老舗は貴重な日本文化の一つなのだと
まで言っています。
老舗に限らず、日本の成長を支えてきたのは中堅・中小企業でした。
ですから、匠の技に象徴される技術力・知的財産が、
アメリカ型のグローバルな企業によって、
だんだん居場所を失っていくようなことになれば、
日本にとって大きな危機です。
日本中に大きなショッピングモールが次々とでき、
地元の商店街がさびれてしまう。
巨大ハンバーガーチェーンが世界中に進出し、
どこの国でも同じ味のハンバーガーを食べている。
便利なようですが、なぜか私は警戒感をもってしまいます。
小さくても個性的で、プライドを持って技を磨いているような
企業・商店が、正当に評価され、生き残っていけるように
社会の環境が変わっていけばよいと心から思います。
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