2011年2月19日土曜日

筑波嶺の

2月18日(金)



小倉百人一首に筑波山を詠った歌があります。



筑波嶺の 嶺より落つる 男女川(みなのがは)

恋ぞつもりて 淵となりぬる       陽成院



(筑波の嶺から激しく流れ落ちてくる男女川が

しだいに水量を増やして深い淵となるように、

私の恋心も積もり積もって淵のように

深くなってしまった。)



後に陽成院の后となった女性に宛てた歌だそうです。



筑波山は山頂が男体山と女体山に分かれていることも

あり、万葉集の時代から、すでによく和歌に詠まれているそうです。



筑波山は高い山ではないけれど、周りに大きな山がない、

形が美しい、などの理由で昔から皆に親しまれてきたのですね。

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