2月18日(金)
小倉百人一首に筑波山を詠った歌があります。
筑波嶺の 嶺より落つる 男女川(みなのがは)
恋ぞつもりて 淵となりぬる 陽成院
(筑波の嶺から激しく流れ落ちてくる男女川が
しだいに水量を増やして深い淵となるように、
私の恋心も積もり積もって淵のように
深くなってしまった。)
後に陽成院の后となった女性に宛てた歌だそうです。
筑波山は山頂が男体山と女体山に分かれていることも
あり、万葉集の時代から、すでによく和歌に詠まれているそうです。
筑波山は高い山ではないけれど、周りに大きな山がない、
形が美しい、などの理由で昔から皆に親しまれてきたのですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿