2011年8月28日日曜日

夏とともに去りぬ ケイトウは秋の色

8月28日(日)

一旦涼しくなった後、また暑さがぶり返してはいますが、さすがに朝夕は涼しい風が吹き、秋の足音が聞こえてくるような気がします。

ついに菅さんも夏とともに去り行き、あまり期待もされないまま、もうすぐ新しい首相が決まろうとしています。
被害の少なかった地域では日に日に震災の記憶が薄れ、気が付けばテレビではいつの間にか、震災以前のようにお笑い番組が幅を利かせています。
でも実際は、まだたくさんの方たちが避難所生活をされていますし、収入の道を閉ざされたままの方たちもいらっしゃいます。
喉元過ぎて、結局以前と何も変わらないようでは、甚大な犠牲をただの不幸にしてしまうだけです。

菅さんは夏とともに去っても、私たちはこの大震災による精神的な目覚めを、いつまでも心にとどめておくようにしたいですね。


さて、近づく秋の表現に、花びんにケイトウを加えてみました。
盛夏から咲いていたのですが、切花にすると傷みが早く、水もすぐ臭くなるので使うのを控えていました。そうしたら、ものすごく大きくなって(私の背丈ぐらいに)、茎も図太くなってしまいました。
義母に駆除されてしまいそうなので、その前に、ちょっと飾ってみることにしました。
うちの庭のケイトウは、赤は赤でもピンクがかったものとオレンジがかったものの二種類があります。ちょうど半分ぐらいずつ咲いていますが、ピンク好きの私は、ついついピンクのを飾ってしまいました。
でもひょっとしたら、秋の表現としては、オレンジ系のほうがよかったかも・・・と写真を観ながら思っています。



お盆が明けたころ満開だったユリは、花弁が落ち始めると惨めな姿に変わってしまうので、昨日夫にすべて刈り取られてしまいました。
芝だけになった庭は、ガランとして、今日はとてもさびしい感じがしました。

今日は、大きなクロアゲハを見ました。
最近見つける蝉の抜け殻は小さくて、義母に聞いたら、ツクツクボウシの抜け殻だそうです。
夜は店のふすまにコオロギもとまっていました。

夏が終わるきざし、秋が始まるきざしが、ここかしこで見つかります。






1 件のコメント:

  1. 私もこのケイトウの色が好きです。我が家も白百合のカサブランカが終わり、秋咲きの花がすべて今年は8月上旬に咲ききってしまいました。リンゴとナシの収穫が終わると、バラと秋明菊が少し彩りを添えるほどで、うんと寂しくなります。  もみじが真っ赤になるまで待ちましょう。

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