2011年9月17日土曜日

この9月に思う

9月16日(金)


厳しい残暑のまま、九月も後半に入りました。
七月初旬の異常な暑さと比べれば五度以上低いはずなのに、二ヶ月以上にわたって夏の気候と戦い続けてきた身にはかなりこたえます。涼しい秋風を待ち焦がれるこのごろです。


11日は、震災から半年、そしてアメリカのテロ事件から10年の節目の日でした。
テレビニュースも新聞もいろいろな特集を組み、さまざまな報道がされました。

ある意味長い時間がたったとも言え、あっという間だったとも言えるような月日、年月です。
自分も、日本人も、あのときの衝撃と決意を、今も忘れずに生きているだろうか?と自問してみます。
いつの間にか甘くなっている自分、緩んでいる自分に気がつきます。
だから逆に書けなかった・・・いろいろ書くべきことがあるはずなのに書けなかった・・・


節電の指令が解けた後、電車に乗ったら、また上着が必要なほどクーラーが効いていました。
何か少し変だという気がしました。
被災者を救済するための制度を利用した詐欺も横行しているようです。

まだ状況が改善されていない被災者がたくさんがいる一方で、復興の名の下に、相変わらずの愚行が繰り返されているのです。

原発で、自らの健康・命も顧みず、事故の拡大を必死で食いとめている方たちは、守りたい誰かのことを思ってがんばっていらっしゃるのだと思いますが、図らずも守るに値しない人間たちまで一緒に守ることになって本当にお気の毒です。
せめて自分は、現場の方たちへの感謝を忘れずに、彼らからの恩恵に値する人間でいたいと思います。

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