9月9日(金)
ボトルを買うと、アルカリイオン水を無料で汲ませてくれるコーナーがスーパーにあります。
今朝その場所に行くと、おじいさんが水を汲んでいました。
一人待ちは超ラッキーとは言えないけれど、それほどアンラッキーでもありません。
そう思って並んでいると、そのおじいさんが、
「あなたはよかったよー。私なんか三人も待ったんだからー。」
と話しかけてきました。
「そうなんですかぁ」と私。
すると、彼の話はさらに続きます。
「待っている間に、ずいぶん鮮やかな色の服ですねえなんて話しかけられちゃってねー。」
見ると、濃いピンク色のポロシャツに、ベージュのキャップ。でも似合っています。
「あら、素敵な色ですよ。私こういう色が好きなんです。それによくお似合いですよ。」
と返したら、嬉しかったようで、
「いや、ちゃんとしていないと、家内がうるさくってね。」
「無関心でいられるよりよっぽどいいですよ。服の色は結構気分に影響しますから、明るい色がいいですよ。」
私の番が来ると、今度は後ろに若いご夫婦と小さい女の子が並びました。
順番を待っている間にパパは売り場に戻った様子。
女の子はママに尋ねます。
「パパは?」
「パパはあっち。」
「じゃあママは?」
(ちょっと意表を突かれた感じで)「・・・ママは、ここ。」
この反応が女の子には面白かったのでしょう。さらに、
「じゃあミヤは?」(ミヤってこの子の名前なんでしょうね!)
「ミヤも、ここ!」
そうしたら、女の子はとても嬉しそうに笑いました。
なんともほほえましい光景でした。
昔から、井戸や泉など水のあるところには水汲みのために人が集まり、社交の場になって来ました。
時代や場所は違っても、何かここは泉のほとりみたいと思いながら、無料アルカリイオン水コーナーを後にしました。
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