2011年10月2日日曜日

意志の問題

10月2日(日)

昨日、忘れないことと忘れることについて、安易なまとめ方でおしまいにしてしまいました。
でも今日になってもまだなにかひっかかっている感じがなくなりません。
朝、店を掃除しながらずっと考えていました(私がものを考えるのはこの掃除の時間が多いです。この時間に何か一所懸命考えるか、怒りなどの悪感情に支配されているかで、その日一日の満足度がかなり違ってきます)。
そこで意志の問題にたどり着きました。

私はよく物忘れをしますが、そんな「うっかり」の忘れるという行為(?)には、意志がないのです。
それに対して、昨日のテーマの「忘れる」「忘れない」には強い意志が働いています。
そのままにしておいたら忘却のかなたに消えていってしまいそうな、愛するものの面影を必死にたぐり寄せようとする強い意志、そのまま放置しておいたら、報復への誘惑に負けそうになってしまうところで踏みとどまる強い意志。
あるがままの自分をそのまま通すのではなく、そこに強い意志を働かせ、あえてより高いステージへ向かっての戦いを自分自身に挑ませるなんてことは、やはり成熟した大人の人間にしかできないことでしょう。

こうしてようやく、二つの文章を擦り合わせての、私なりの結論めいたものが出たような気がしました。

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