2011年10月19日水曜日

父の畑納め

10月19日(水)


この間の三連休に、実家の父が畑を納めるためにやってきました。
頑強な体を誇っていた父でしたが、寄る年波には勝てず、ここでの畑仕事が年々きつくなってきていたようなのです。
けじめとして、長年耕してきた畑を更地に戻すためにきたのですが、五ヶ月ぶりということもあって、すでに荒地となっていたところを夫がざっと草刈機で刈ってあったので、実際それほどやることはなかったみたいです。

私がここに来てからまもなく父がここに畑を作ったのは、もちろん父の数少ない趣味のひとつでもあったのですが、それ以上にきっと、私のことが心配だったからだと思われます。
畑を口実に私の様子を見に来ていたというのが本音で、そのうちそれに孫見たさが加わって今まで続いてきたのでしょう。
でもその孫たちも成長して自分たちの世界を持ち、父が来てもいないことも多くなっていました。いつの間にか、心配されていた私のほうが父の道中や体を心配するようになってきて、ちょうどすべてのタイミングが合い、畑はその役割を終えたということです。

父も、畑も、お疲れ様でした。ひとつの時代が終わりましたね。
でも、ひとつの時代の終わりは、次の時代の始まりですね。
父にもまだ、もっと体に優しく脳みそには厳しい趣味を見つけて、健康でいてもらいたいと思います。一緒にがんばりましょう。

1 件のコメント:

  1. きつねのてぶくろ2011年10月20日 18:26

    こころあたたまるお話。お父様、みきさんのお気持ちがひしひし伝わります。
    今年、おそらく娘と行く最後の日本里帰りをしました。いつもはその滞在中に実家の母と女三代で国内小旅行をするのですが、今年は成人した娘は初めて日本を訪れたボーイフレンドを案内するために私たちとは別行動。結局、私が娘と過ごせた日は半日足らずでした。一人立ちした娘をうれしく思う一方、これで最後なのかな、と思うと少し寂しいです。もっと後年、年老いた私と中年になった娘といつかのんびり温泉旅行でもすることになるとは思いますが。それとも私の母みたいに、孫と一緒ににぎやかに珍道中をするのかな?いずれにしても、ひと時代の区切りを感じました。次の時代の始まりですね。
    母も私も娘も、それぞれの場所で心も体も元気でがんばります。
    みきさんご家族、ご両親様のご健康をお祈りいたします。

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