4月27日(水)
ブログを書いているうちに、どんどん指輪物語に呼び戻されていってしまっています。
昨日、うちの飼い犬が野うさぎのお尻に噛み付いたことを書きましたが、そのことから思い出されたのが指輪物語の「香り草入り兎肉シチュー」の場面。
第二部「二つの塔」の後半は、主人公のホビットたちが冥王の支配する土地を旅するシチュエーションなので、読んでいて気が滅入るようなところも多いのです。
その中で、この兎肉シチューのくだりはちょっとほっとする一コマです。
ふだんは携帯食しか食べていない彼らが、野うさぎを捕まえて、それをシチューにするのです。
よく読んでみると、うさぎと香り草と塩しか使っていないので、本当にシンプルでつつましいシチューなのですが、ここではたしかに、「宴会といってもいいくらいの大ご馳走」だったのです。
このあと、彼らは私の大好きな登場人物ファラミアと遭遇することになります。
アラゴルンほど完璧ではないけれど、アラゴルンよりずっと人間らしさを感じさせる人物。そして彼も指輪の誘惑に打ち克つ強くて、高潔な心を持っているのです。
物語がいよいよ大団円に向かって動き始めます。
なんかブログもどんどん鴨亭から逸れていっています・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿