2011年5月4日水曜日

五月の光、光の五月

五月四日(水)


千客万来!
なんて素敵な五月の日だったことでしょう。
お天気も味方してくれました。

多くの日本人の心の中に、
「自粛を解いてもいいのはゴールデンウイークから」
という、暗黙の了解があったのでしょう。
このようにみんなが、以前のように、いいえ以前以上に、上を向いて前向きに進んでいく契機になるのなら、このゴールデンウイークはまさに、真の意味でのゴールデンウイークとなることでしょう。

1 件のコメント:

  1. 英国からも明るいニュースを。
    ご存知のように、チャールズ皇太子の長男ウィリアム王子が4月29日、貴族階級でない大学時代に出会ったケイト嬢とウェストミンスター大寺院で結婚式を挙げました。イギリスのみならず、世界中の注目を浴びましたが、いろんな点で画期的でした。まず、すでに皇太子だった彼の父の挙式と違い、万事控えめだったことです。寺院が飾り花であふれかえると思いきや、緑の葉のさやかな生木が街路樹のように飾られ、注目のケイト嬢のドレスもブーケもとてもシンプルでシックでしたし、bridesmaidは通常複数でそろいの色物のドレスを着るところを、ケイト嬢の妹が一人、しかも白のドレスでした。聖書朗読もケイト嬢の弟が視線を聴衆に向けてとても朗々と読みました。一番世界中が待っていた、式後のバッキンガム・パレスのバルコニーでの挨拶とキスは気取りがなく、すべてが好感度の高い式でした。もっと国民感情のわかるウィリアム王子に、平民出身の妃はこれからの王室をより国民と強く結び付けていくでしょう。
    ただ、現政権への政治的な配慮によるものでしょうが、前首相である元労働党党首のトニー・ブレアもゴードン・ブラウンも招かれないのに、芸能人が招待客にかなりいたのは驚きでした。また、皇太子弟、アンドリュー王子の別れた妻セーラ元妃は招かれていず、その娘たち(ベアトリスとユージーン王女)は心なしか淋しそうでした。
    ところで、アメリカにとっては最高に明るい話題でしょうが、オサマ・ビン・ラデンが殺されたことは、それをホワイトハウスの前で大騒ぎで喜んでいる民衆を見て、とても違和感を感じました。大統領が、Killという言葉を誇りを持って国民に報告することが、恐ろしく感じます。家族や、愛するものを殺されて心がずたずたになっているのは、9・11のアメリカ人だけではないのです。アフガン、イラク、イラン、リビアにもおびただしい数の市民がアメリカの攻撃で殺されていることを、小躍りする前に思い出して欲しいものです。英国も同様ですが。
    憲法9条のおかげで、われらが首相は他国人を「殺す」命令を出さずにすんでいることを改めてありがたく思う3日でした。

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