2011年5月27日金曜日

臨床道化師(クリニクラウン)

5月27日(金)


台風二号の影響で、お天気が下り坂です。
関東・甲信越地方はそのまま梅雨入りしてしまいました。

どんよりとした空を眺めていると、気持ちもお天気に引っ張られてしまいます。
なんとなく憂鬱な気分をどうしたら明るくできるのでしょう。

心のじめじめへの特効薬は?と考えたとき、二・三日前にテレビで観た「クリニクラウン」を扱った番組を思い出しました。

「クリニクラウン」は、小児病棟を回り、子どもたちを励ますピエロのことです。
ピエロは定期的に子どもたちの病室を訪れ、道化で子どもたちを笑わせたり、一緒に遊んで喜ばせたりします。
その番組に出てきた子どもたちはみんな小児ガンを患っている子どもでした。
とてもやせていたり、髪の毛がなかったり、管をつけていたり・・・
でも、その子どもたちが、クラウンと遊んでいるうち、ベッドの上でピョンピョン飛び跳ねて大喜びしたり、体中を震わせて笑ったりするようになるのです。その様子は健康な子どもたちと何も違いません。子どもは子ども、みんな同じなんだと、改めて思いました。
子どもたちが心の底からの笑っているのを見、その笑い声を聞いているうち、心がほかほか温かく、明るくなっているのに気付きました。

そう、子どもたちの笑い声こそが心の特効薬なんですね。


クリニクラウンには簡単にはなれないそうです。
道化師としての表現力に加え、子どもの権利擁護者としての視点や、子どもの教育・医療の基礎知識などが必要となるからです。

このような仕事にもっと世の中の関心が高まり、子どもたちの笑い声がもっと聞こえるようになると、私たちの心もきっと明るくなるに違いありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿