2011年3月9日水曜日

つくバスにて

3月9日(水)


つくバス(筑波山口から発車するバス)に乗りました。
筑波山にある宿に宿泊されたと思われる年配の女性四人のグループと一緒になりました。
耳に入ってくる、彼女たちの元気で賑やかなおしゃべりをずっと聞きながら、お金と健康に恵まれた老後を満喫している彼女たちをうらやましく思い、この年代の女性のパワーにただただ感心していました。やはり、年輪を重ねないと、とても彼女たちのようにはなれません。まだ私は遠く及ばないと思って聞いていました。
分析した結果、次のことがわかりました。

1.彼女たちは、人に話を聞かれることをなんとも思っていない。
2.彼女たちは、目に映ったものを見てそのとき頭に浮かんだことをそのまま口に出す。
3.彼女たちは、同年輩の女性同士すぐに打ち解ける。
4.彼女たちは、偶然居合わせた人に話しかけることにも躊躇しない。

まあ、これらの特質はこの年代の女性の「短所」として語られることが多いのが事実です。私も、静かに読書でもしながら行こうと思っていたので、最初は戸惑いました。
でも、なんでも口に出して言ってくれる分、今まで素通りしてきていた景色の一つ一つに私も釣られて目を留めることになり、いろいろ新しい発見がありました。それから、初めてこの土地をお訪れた人はこの土地を見てどう感じるのかもわかりました。
また、メイドさんのようなかわいい服装の若い女性が乗ってきたときには、口々に「あらぁ、かわいいわねー!」と大きな声で言ったので、彼女たちの趣味もわかりました。バスを降りるとき、改めてその若い女性に「かわいいわねぇ、あなた!」と声をかけるのでびっくりしていたら、彼女も慣れたものなのでしょうか、にっこりと手を振っていたのにはまたまたびっくりしましたけど。

私は乗り物では、いつも本を読むか寝るかしてしまうので、こんな風に人間を観ているのも楽しいなと思いました。

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