2011年3月21日月曜日

昨夜の月

3月21日(月)

春分の日の今日は、一日中雨が降り続くあいにくのお天気になりました。
例年なら完全に冬と決別できる季節ですが、明日からしばらくは寒いそうです。

空と同じように、日本人の心にも暗い雨雲が垂れ込めているようです。
あの日から、世の中のムードががらっと変わってしまいました。
友人も、一週間仕事が休みになり、少しは骨休めになるかと思っていたのに、却って心が鬱々としてしまったとメールに書いていました。
災害を逃れた人でさえそうなのです。
被災者の方々のストレスはいかばかりかと、心が痛みます。

今回は、地震、津波、原発事故の三つの不幸が重なり、なかなか事態が収束に向かいません。
混乱の中、時間だけが過ぎていくやるせなさ。
今、日本人には何が必要なのでしょう。

今夜は真っ暗ですが、昨日の夜空にはひときわ大きな満月が輝いていましたっけ。
冴え渡るその白い光に地球の傷跡もこうこうと照らされているのかと、足を止めて仰ぎ見たのでした。

明日はもう少し明るい話題を取り上げることができる日でありますように。

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